WindowsでTeXをAtomで簡単に使えるようセットアップする

Texはセットアップが鬼門

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このシーズンになると論文を書く機会のある人も多そうなので。
今回はwindowsTeXを使いたい方(初心者向け)にAtomを使ってTexで書く方法です。

インストールするもの

  • Atom(betaでもおk)
  • TeXlive
  • Perl(latexmkを使うためにインストールします)

Atomのインストール

まずはエディタのAtomをインストールします。
エディタというのはテキストを編集するためのソフトです。
Wordとは違って見た目よりもテキストの編集に特化したツールです。こちらからダウンロードできます。

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黒田 努
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インストールしたらまず、日本語にしましょう。 file→Configの中にある、Installを押し、検索欄に「Japanese」を入れて検索。 そのままインストールを押すと、日本語化は完了です。

Texliveのインストール

まずはこちらのページから、install-tl-windows.exeをダウンロード。ダウンロードが終わったらこれを機動してそのままインストールしてください。

このインストールは1時間かそれ以上かかりますので注意

終了したら、最後にPerlのインストールです。

Perlのインストール

TexではtexファイルからPDFファイルにするのに、いくらか段取りを踏まなければなりません。この手間を減らしてくれるのがlatexmkなのですが、これをつかうためにはPerlが必要になります。 今度はここからPerlをインストールしてください。さっきと大体手順は同じです。

Atomにパッケージを追加

さきほどAtomを日本語化したと思いますが、今度はその応用でパッケージを追加します。
これを入れて初めてAtomTexが使えるようになります。 また設定からインストールを選択し、

  • latex
  • latex-language
  • pdf-viewer(必要であれば)

この3つをインストールしてください。 終わったら最後に、latexの設定を行います。
まずはパッケージを選択肢、この画面に行きます。

f:id:bsb12solid:20180430170530p:plain

latexの設定(英語のままの場合はsetting)を選択してください。
細かい設定がたくさんあると思いますが、スクロールしていくとpdflatexという単語が見えるはずです。
それをこのように変更します。

f:id:bsb12solid:20180430170548p:plain

それからAtomでPDFを見るなら、outputformatをpdf-viewerに変えておきましょう。 これで完了です。

TexファイルをビルドしてPDFを作成する

実際に作ってみましょう。ここにサンプルを乗せておきます。

texのサンプル

書けたら、上にある「パッケージ」からlatexを選択し、ビルドするとPDFが出現します。 f:id:bsb12solid:20180430170614p:plain